エルヴィス

 中学2年生の頃、東京の大学に行った兄のギターを拝借して弾きだした。暫くして、兄の学費だけでも大変だっただろうに、父にせがんで買ってもらったラジカセで深夜放送デビュー...

 

フォークソングが流行していたが、私の興味は洋楽の方へ...

 

そんなラジオでの音楽生活の中でエルビス・プレスリーの『この胸のときめきを』が流れてきた時にはしびれた・・・

 

高校受験も間近というのに映画『エルビス オン ステージ』が封切られ、当然ながら映画館に足を運び、僅かな小遣いやお年玉を貯めこんで、そのLPレコードをⅠ、Ⅱ、Ⅲと買い揃えてしまった。

 

写真は高校生になってギターや洋楽で意気投合した親友と、教室などで演奏した時の手作りの楽譜である。

 

半月ほど前に観たエルビスの生涯を描いた映画『エルヴィス』では、アメリカ南部で黒人音楽に強い影響を受けた歌好きでシャイな青年が、音楽産業の商品(スター)になるにつれて苦悩していく姿を描いていた...

 

ちょうど私が京都で学生生活を送り始めた夏に42歳の生涯を終えたエルビス...

映画の終盤、亡くなる10日ほど前のラスベガスのステージで自らのピアノの弾き語りで、渾身の声で歌った「UNCHAINED MELODY」には泣けた...

 

やっぱり音楽は楽しむのが一番だ!